妊婦健診では、超音波検査や出生前診断などを行ないます。
超音波検査では性別が分かる事があります。
実際にいつ頃から性別が分かるのかまずはみていきましょう。
赤ちゃんの性別判断について解説していきます。
男の子は陰囊や男の子のシンボルが見える事で確定します。
女の子は外性器の形が見える事で性別が判断出来ます。
早い場合は妊娠5ヶ月頃から見える事がありますが、
赤ちゃんの体はお腹にいる頃はまだまだ小さいので見間違う事もあります。
その為、判断しやすくなるのは妊娠7ヶ月頃からです。
しかし、100%確実とは言い難いです。
超音波検査の装置には、
長さを自動的に表示したり、計った長さから出産予定日を算出する計算式が設定されています。
その為、出産予定日に関連するCRL(大腿骨長)、
BPD(児童大横径)などを計ると、
自動的に出産予定日が算出され、超音波検査写真に印字される事があります。
赤ちゃんの大きさは、個人差がまだ出ない妊娠初期に算出された出産予定日が最も誤差が無く信頼ができます。
その為、超音波検査に印刷される出産予定日の日付が毎回変わっていても気にせず、妊娠初期に言われた出産予定日を頭に入れておきましょう。
出生前診断は赤ちゃんの性別を調べる為だけの検査ではありません。
赤ちゃんの染色体異常などを調べる事も目的としています。
35歳以上で高齢妊娠・出産は、今では妊婦の4分の1を占めています。
20代に比べ、高齢出産で赤ちゃんを産むと、妊娠・出産時のトラブルが多くなります。
お腹の赤ちゃんが染色体異常かどうか、その可能性を調べる検査が「出生前診断」です。
出生前診断では、
「母体血清マーカーテスト」や2013年から導入された新型出生前診断など、
確率を推定するスクリーングテストと、
それらの検査で陽性と出た場合の確定診断となる「羊水検査」などがあります。
出生前診断は必ず受けなければならない検査ではありません。
旦那や家族と受けるか受けないかをよく話合ってみましょう。
受けた結果が陽性だって場合にどうするのかまできちんと話しておきましょう。
・分娩時に35歳以上である
・染色体異常児の妊娠、分娩の経験がある
・お腹の赤ちゃんが染色異常の可能性が高いと診断された
・両親に染色体異常(ロバートソン転座等)がある |
妊婦の血液中のホルモンの濃度を測定します。
ダウン症などの確率がどのくらいあるのかを調べる検査です。
検査できる期間は妊娠15週~21週までです。
羊水の中で混ざる赤ちゃんの細胞を確認し、
染色体や遺伝子を調べる検査です。
妊娠15週以降に妊婦のお腹に直接注射針を刺します。
デメリットはこの検査時に破水や流産の危険性があると言う事です。
妊婦の血液中に混じった赤ちゃんのDNAを調べ、
ダウン症や18トリソミー、13トリソミーと言う染色体異常の確率が分かります。
妊娠10週目から確認する事ができますが、
検査出来る条件が、35歳以上等といくつか条件があります。
出生前診断を受けるか、受けないかはその方の考え次第です。
強制ではありません。
自分の赤ちゃんがダウン症や、他の障害を抱えていないか不安だ。
と思っている方は多くいます。
特に、高齢になればなるほど、そのリスクは高まるので、
悩んでいるのなら思い切って検査を受けてみるのも1つの手です。
ここでは、最近主流の、新型出生前診断を受けるまでについて解説しています。
参考にして下さい。
新型出生診断を行っているのは全国で数十の施設しかない状況です。 新型出生前診断を行っていない施設で健診を受けている場合は、紹介状を書いてもらいます。 |
パパとママとで、専門のカウンセラーと面会し
染色体異常や遺伝病などの情報、検査の内容などについて説明を受け、
同時に、検査を受けるにあたっての心構え、
また、
望まない結果だった場合の対応について確認します。 |
採血などの検査を受けます。
結果は2~3週間で出ます。 |
結果は陽性(問題がある)、か陰性(問題なし)で伝えられます。
陰性は問題がないので、99.9%安心して大丈夫です。 |
結果が陽性だった場合は、カウンセリングを再度受けます。
初めに受けたカウンセリングをもとに、羊水検査受けるかどうか意思確認をします。
結論はパパとママ2人で出します。 |
新型出生前診断の判定を確定する最後の検査を受けます。
羊水検査で陽性でも、実際に生まれてくる子に何も異常がない事もあります。 |