出産施設の選び方と種類

(自分に合った出産施設を選ぼう)
(自分に合った出産施設を選ぼう)

出産施設の選び方を解説します。

 

また、出産施設の全種類をまとめています。

 

それぞれの特徴やメリット、デメリットを理解して自分にあった分娩施設を選びましょう。


自分に合った出産施設を見つけよう

(自分が気に入った場所で赤ちゃんを産もう)
(自分が気に入った場所で赤ちゃんを産もう)

出産は、一生に数回しか無いことです。

 

だからこそ、納得行くものにしましょう。

 

その為に、自分が納得した出産施設を選ぶことが大切です。

 

まずはどのような出産施設があるのか理解しましょう。

 

出産が出来る施設の種類と特徴


(お産に対応した施設のメリット・デメリットを学ぼう)
(お産に対応した施設のメリット・デメリットを学ぼう)

赤ちゃんを産むことが出来る施設は、

 

自宅出産を合わせて以下の6つの施設です。

 

総合病院

大学病院、周産期センター

産科専門病院

診療所

助産院

自宅出産 

それぞれの施設のメリットやデメリットなどもみてみましょう。

 

総合病院

総合病院は産婦人科以外の科があるのでとても安心できます。

 

持病がある人の場合、万が一出産で体調を悪くしても病院側は早急な対応をしてくれます。

 

小児科がある病院で出産をしたら産後も通う事が出来ます。

 

しかし医師の数も多い為、出産当日に主治医が担当してくれるとは限りません。

 

メリット

 

・産婦人科以外の科があるので万が一の時も安心

持病があっても同じ病院で診察可能

 

・参加の医師と持病の医師とで連携してくれる

 

デメリット

 

・医師の数が多いので出産当日にどの医師が担当してくれるか決まらない

大学病院・周産期センター

医療技術では一番優れていると言えます。

 

NICU(新生児集中治療室)などの設備も整っているので、母体や生まれた赤ちゃんにトラブルがあってもすぐに対応が可能です。

 

ただし、大学病院の場合は研修医が立ち会う場合もありますし、費用も高めの設定です。

 

メリット

 

・優れた医療技術と充実した設備があるのでどのようなトラブルにも基本的には対応可能

 

・産婦人科以外の科もあるので持病を持っているママも同じ病院に通院出来る

 

・参加の医師と他の科の医師と連携がとれるので持病があるママでも安心

 

デメリット

 

・健診の際、待ち時間が長い

 

・費用が高くなる

 

・健診や出産時に研修医や学生が立ち会う事もある 

産科専門病院

扱うお産の種類が多いのが特徴で、ベッドの数が20床以上です。

 

入院施設やマタニティヨガ等の各種教室が充実しているところもあります。

 

しかし、病院と異なり産科以外の科がないので持病を抱えて出産する方には不向きかもしれません。

 

メリット

 

・扱うお産の件数が多い

 

・産後まで同じ医師に診てもらえる可能性がある

 

・設備、各種サービス等充実している所が多い

 

デメリット

 

・産科以外の科がなく、持病がある人は他の病院に通院する事になる

 

・産科の医師と持病で通院している病院の医師との連携がとりにくい

診療所

ベッド施設数が19床までの施設が診療所です。

 

20床以上になると産科専門病院となります。

 

診療所はクリニックや医院とも呼ばれます。

 

産後まで同じ医師に診てもらえる事が多く、コミュニケーションがとりやすいメリットがあります。

 

ただし、妊婦健診は受けれてもお産を扱わない診療所もあるので、出産まで考えている方は、初めに問い合わせをしてみましょう。

 

メリット

 

・設備や各種サービスが充実している場合が多い

  

デメリット

 

・出産時にトラブルがあった場合は院内で対処ができず、提携している病院に搬送される事になる

助産院

助産院で出産できるのには条件があります。

 

母子ともに健康である事が前提となります。

 

これは出産時に何かトラブルがあったら助産師では医療処置が出来ないからです。

 

立ち会う助産師もベテランばかりで安心です。

 

アットホームな雰囲気の中で妊娠中の気がかりな事などへの指導を受ける事が出来ます。

 

メリット

 

・細かい事や些細などんな事でも気兼ねなく相談できる

 

・妊娠中もお産の時もリラックスして過ごせる

 

・とても親身な方ばかり

  

デメリット

 

・助産師は医療処置が出来ないので、合併症などのトラブルがない事が条件となる

 

・出産時にトラブルがあった場合は提携病院に搬送される

自宅出産

自宅で出産を望む方は、

 

「出張分娩」を行ってくれる助産院を探します。

 

助産師に自宅分娩の介助をしてもらい出産する事になります。

 

自分の住んでいる地域の助産院が出張分娩を行っているか、初めに問い合わせてみましょう。

 

メリット

 

・自宅にてほとんどの健診が受けられる

 

・自宅なのでいつもと変わらない場所でリラックスして出産ができる

 

・お産の時に上の子どもの預け先を考えないでよい

  

デメリット

 

・助産師は医療処置が出来ないので、合併症などのトラブルがない事が条件となる

 

・出産時にトラブルがあった場合は提携病院に搬送される

出産施設の選び方は特徴を知る事が大切


(自分のスタイルに合う合わないがある)
(自分のスタイルに合う合わないがある)

妊娠が確定したら早めに出産施設を決めましょう。

 

妊娠がわかった時点で出産施設を選ばないと、

 

人気のある施設は定員オーバーになっている事があります。

 

「まだまだ先」だとのんびりせず早めに動きましょう。

 

出産施設の選び方ですが、

 

自分がどのように赤ちゃんを産みたいかによって選ぶ施設が変わってきます。

 

出産施設で、妊婦健診に通って先生と信頼関係を作っておく事で安心してお産に臨む事が出来ます。

 

初産だとイメージしにくいので、ここで解説している事を参考にしてみてください。

 

自分の希望に合う分娩施設か、まずは確認を

(こだわりを持とう)
(こだわりを持とう)

どのようなお産にしたいかによって

 

出産施設の選び方が変わってきます。

 

施設の特徴が自分の希望に合っているのかを確認しましょう。

 

基本的に出産施設は、見学を受け入れています。

 

まずは、1つでも見学して説明を受けるとイメージがつきやすくなります。

 

口コミサイトでその病院の評判を探すのもよいですが、

 

現在の口コミサイトは、大きい病院ほど高評価を買えるのです。

 

ですから、口コミサイトを鵜呑みにし過ぎるのはよくありません。

 

まずは、1度施設を見学してみると良いでしょう。

 

口コミサイトとイメージが大きく変わることがありますよ。

 

【希望の産科を見つけるには】

先輩ママからの口コミ

インターネット

自治体や保健センター

情報誌

 

情報誌やインターネットで多くの出産施設を検索できます。

 

気になる所を見つけたら見学してみましょう。

 

受付の対応や看護師さん達の対応などをチェックしましょう。

 

自分が「ここで産みたい」と思える雰囲気かどうかを確認するのが大切です。

【ここにこだわろう】

・旦那の立ち会いを希望or希望しない

 

・分娩台で産むorフリースタイル

 

・お産の痛みを味わいたいor無痛分娩

 

・呼吸法にこだわりたいorこだわりはない 

【これだけは覚えておくべき】

【総合病院・大学病院】

 

産婦人科以外の科もあり、何かトラブルが起きても対応しやすい。

 

ただし、待ち時間が長く担当医師が安定しない事もある。

 

とくに大学病院は費用が高めの設定。

 

【診療所・助産院】

 

医師や助産師との距離が近く、信頼関係を築きやすい。

 

値段も低め設定が嬉しい。

 

ただ、医療処置ができないので出産時のトラブルには病院に搬送されることになる。

 

【診療所・産科専門病院】

 

扱える出産方法が多いのが特徴。

 

ただし、医療処置ができないので出産時のトラブルは病院に搬送される事がある。