安産の為に、さらには、産後の体の回復の為に、安産に適した体を作りましょう。
産後に向けて変化する体形や体調に負けないように早い内から意識してボディメイキングを行ないましょう。
マタニティコンディショニングとは、
妊婦が行う体調管理の事で、簡単な運動を取り入れる事で健康的でストレスのかからない身体の状態に調整して行くことを言います。
「コンディショニング」と言う意味が、筋肉をよい状態に改善する事で体調も整える運動の事を言います。
ストレッチとよく似ていますが少し違います。
ストレッチは運動前の準備ですが、コンディショニングはそれ自体が運動機能を持ちます。
ウォーキングなどの運動をする前に、コンディショニングで体の準備を整える事により、
より効果的に運動が出来たり、怪我を防ぐ事が出来ます。
コンディショニングは準備運動だけでなく、不調を改善する事にも役立ちます。
特に妊婦はお腹が大きくなるのでしっかりとコンディショニングで運動の前に体をほぐしましょう。
足の付け根や、足首、足指が固くなりがちです。
足の動きを滑らかにしてむくみを防ぎましょう。
ここでは、
・朝起きてすぐ
・運動の前後
・仕事の合間
・寝る前 などの短い時間で効率よくできるコンディショニングを紹介します。
妊婦初期の運動を制限されている方でも出来るので是非試してみて下さい。
妊婦に適している運動です。
激しさは無いので、安定期に入る前の妊娠初期~分娩前まで行えます。 |
コンディショニングは手軽に行えるのが売りです。
1度の運動時間は10分程度です。 |
股関節の周囲の筋肉を整えます。
軽く足を開いた姿勢で片膝を追って座った状態で行ないます。
【1】足には力は入れない状態で行ないます。
手の力で腿(もも)をやや強めに転がすように左右に揺らします。
クルクルとゆっくり両手で5回程腿を左右に回します。
【2】膝の下に両手を入れ、
上に向かって小さく(5cm程)持ち上げて床に押し付けるように動かします。
上下にゆっくりとした動きで5回程行ないます。
【1】【2】で腿(もも)を左右上下に動かすように行ないます。
このコンディショニングは足を長くする効果も期待できます。
足の指は固くなりがちです。
ゆっくりと動かしながら柔らかくしていきましょう。
冷えの予防にも効果的です。
床や椅子に座り足を組んだ姿勢で行ないます。
はじめは、
親指と人差し指のと中指と言うように指を1本ずつ
ずらしながら前後に開くように交互に5回ずつ動かして行きます。
薬指と小指まで行ったら今度は親指に向かい1本ずつずらしながら行ないます。
指を左右前後に動かして行く事が目的です。
マッサージオイルを、
・足の指 ・足の裏 ・甲 ・かかと
にまんべんなく塗って足指分けを行えば更に効果的です。
肌の保湿だけでなく、リンパの流れをよくし、浮腫や足のつりの予防にも効果的です。 →妊婦用のマッサージオイルの評価が高い順にこちらにまとめました。 |
足指の間を広げながら、足首を柔らかくします。
血行がよくなるので足先だけでなく全身がぽかぽかして来ます。
床または椅子に座り足を組んだ姿勢で行ないます。
手順は、
【1】足の指に手の指を入れ軽く握ります。
【2】反対の手は足首の上のあたりを抑えます。
【3】手前にぐるぐる、反対にぐるぐると回します。
足首を可能な限り大きく回す事がコツです。
両方の動きを終えた後に足の指を見ると指の間に隙間ができているはずです。
血行が促進されるので色もツヤも良くなっています。
安産の為には体づくりは勿論、
食生活の改善や早起きなどが関わってきます。
安産の為に出来ることは少しずつ取り入れていきましょう。
安産について大切な事を順番に見ていきましょう。
柔軟性がある体を作って行くことが安産にとって大切です。
しかし、柔軟性がない「硬い体」でも食生活を見直す事で安産へと繋がります。
まずは簡単に出来るウォーキングで体を柔軟にして行きましょう。
下記にて妊婦が出来る運動をまとめているので参考にしてみて下さい。
ウォーキングは下半身の筋肉と関節を丈夫にし、靭帯を柔らかくしてくれるので安産につながります。
妊娠期間中は血液循環が悪くなり、足のむくみや、足がつったりする事が多くなりますが、
ウォーキングは足の筋肉の血液循環を活発にしてくれて体のむくみとつる事を防いでくれます。
他にはリフレッシュ効果もあります。
ウォーキングをする際は、妊婦である事を自覚して底がペタンコのウォーキングシューズを履きましょう。
妊婦は肌荒れもしやすくなるので、紫外線の少ない時間帯に歩くようにして下さい。
股関節の筋肉を柔らかくする事でスムーズな出産を手助けしてくれます。
「私は股関節の筋肉が軟らかい!」と言う人はあまりいません。
股関節を柔らかくするにはストレッチが効果的ですが、
実は妊娠中はただ椅子に座るだけで自然と股関節の筋肉が柔らかくなります。
お腹が重いので座ると自然と股関節が開くのです。
テレビを見るときや読書をする時は意識して椅子に座るようにしましょう。
骨盤と安産は密接な関係です。
骨盤が小さい為に自然分娩が難しいと言う妊婦もいます。
これは骨盤が小さいわけではなく、赤ちゃんの大きさが妊婦の骨盤より大きい事が原因となっています。
安産の為には骨盤を鍛えましょう。
中には
「骨盤が小さい妊婦の為に、お腹の赤ちゃんを小さく育てる為に栄養をセーブした方が良い」と間違った情報を鵜呑みにしている妊婦もいますので気をつけて下さい。
普段から骨盤を強化する運動を取り入れて下さい。
・腰を意識して回す
・床に座ったり起きたりを繰り返す
事で骨盤を強くする事が出来ます。
妊婦が行う体づくりも食事も全て赤ちゃんの為です。
赤ちゃんに最適な栄養素を送り、安産の為に自身の体を作って行きます。
食事に関してですが、
妊婦が沢山食べるならお昼にしましょう。
肥満は難産を招きます。
お昼にいくら食べても寝る前には消化されているので、沢山食べたい場合はお昼を選びましょう。
寝る前の食事は肥満を招くので注意してください。
また、油っこい食事は体を固くするので食べ過ぎには注意しましょう。
とくに油で調理されたお肉は消化も悪く胃に負担がかかるのであまり食べない方が良いでしょう。
過剰に摂取すると血液が酸化し体が硬くなります。
他には主食についてはパンや麺類よりも「お米」を選ぶようにしましょう。
お米はブドウ糖を赤ちゃんの脳に運んでくれる役目がある他、便秘解消にも役立ちます。
小麦粉で作られるパンや麺は赤ちゃんがアレルギーになる可能性を高めます。
また、食事は意識してよく噛んで食べるようにして下さい。
よく噛み、「良い栄養を赤ちゃんの為に食べている」と思いながら楽しく食事をすると赤ちゃんにその気持ちが伝わります。
沢山噛む事により胃の負担も減ります。
冷たい飲み物や冷たい食べ物は胃の温度を下げてしまいます。
消化力が低下するので妊娠中はなるべく冷えた物ではなく、ぬるめの水や麦茶などを飲むようにしましょう。
生野菜は、消化力が低下する他に、胃に負担をかけてしまいます。
妊娠中は「葉酸」や「鉄」を沢山摂取する為にも、
野菜を沢山食べるべきですが、
妊娠中は生野菜よりも少し茹でるか焼いて食べるようにしましょう。
野菜嫌いの方でも妊娠中には必ず食べるようにしてください。
その理由は野菜を食べる事により「葉酸」を摂取する事ができるからです。
葉酸が赤ちゃんを健康に、正常に育てます。
妊娠中は、最低でも1日400μg摂取する必要があります。
これだけ食べるには下記の量を全部、毎日食べなければなりません。
この量の野菜を毎日食べるのは中々難しいと思います。
そのような場合はサプリメントで葉酸を補うと良いでしょう。
赤ちゃんには葉酸はとても大切です。
赤ちゃんの事を考え、しっかりと葉酸が多く含まれた野菜やサプリメントを摂るように心がけましょう。
1番オススメの葉酸サプリメントは、
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この「エテルノ葉酸サプリ」は子作りをしている方~妊娠中、妊娠後も飲むことが出来ます。
妊婦が1日に必要な葉酸の量の400μgを超える450μg摂取することが出来るのが人気の秘密です。
他には、10種類のビタミンやマグネシウムと
女性の美容に気をつかった、
プラセンタエキスやヒアルロン酸を配合している点が他のサプリメントととの違いです。
無添加にもこだわっているので赤ちゃんにも安心です。
赤ちゃんを正常に育てる為に、葉酸をきちんと摂取し、体づくりもしっかりと行っていきましょう。