妊婦が安産を迎える為には常にリラックスした状態でいる事も必要です。ここで紹介するリラックス方法やマッサージ方法はお産直前まで使えるのでしっかりと読んで理解しておいて頂きたく思います。
出産間近になると緊張してしまう妊婦は沢山います。
高まる緊張は上手にほぐしたいものです。
リラックス方法は十人十色です。
自分に合った方法を探してみましょう。
ここでは色々なマッサージを行う事により得られるマッサージ効果を解説していきます。
肌を優しく撫でる「マッサージ」にはリラックス効果があります。
マッサージを行う事で頑張っている時や、緊張している時に活発になる「交感神経」から眠っている時に働く「副交感神経」に切り替わります。
リラックス出来ていると不安や憂鬱などのマイナスのな気分が和らぎ明るい気持ちになります。
また心身の力もほどよく抜けてストレス解消へと繋がります。
さらに筋肉を柔らかくして血液やリンパの流れをよくするマッサージは肩こりや腰痛の改善、むくみの解消にも繋がります。
セルフマッサージ(自分で行うマッサージ)も効果もありますが、旦那など人にマッサージしてもらうと更に効果がアップします。
安心感も得られるのでオススメです。
妊婦になるとお腹が大きくなるので背中や腰に負担がかかってきます。
その為、痛さやダルさを感じる方が多くいます。
お腹の大きさをカバーして歩いたり、私生活を送るので、通常とは違う自分の体型バランスに戸惑い、肩こりをおこす方もいます。
さらにはホルモンバランスも変化するので情緒不安定にもなります。
妊婦は妊娠期間により、母体の状態、胎児の状態が変わるのでマッサージをしても良い時期と避けた方が良い時期があります。
妊娠中のマッサージは安定期に入ってから行う方が良いでしょう。
何か問題がある場合は医師に相談してください。
妊娠中はリラックスして気分が晴れることが大切です。
マッサージにはリラックス効果があるので存分に活用してみて下さい。
オイルは皮膚への浸透が早く、肌を強く、なめらかにしてくれます。
マッサージに使うオイルは食用油ではなく、肌のトリートメント用の物を使います。
100%天然植物オイルがオススメで出来れば「マタニティ用」の物を使うようにしましょう。
美容にもこだわるのであれば下記の、「ベルタマザークリーム」がオススメです。
妊娠線予防にも使える、妊婦用(マタニティ用)です。
「スーパーヒアルロン酸」や「プラセンタ」「コラーゲン」などが入っています。
詳しくは下記の公式HPよりどうぞ↓
または、市販で購入できる下記のようなオイルでも大丈夫です。
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ヴェレダ 【アルニカ マッサージオイル 200ml】 【メール便不可】 |
妊婦はうつ伏せの格好になると、お腹の赤ちゃんが潰れてしまうのでうつ伏せの姿勢ではマッサージは出来ません。
この「背中~腰のマッサージ」は椅子に座って行ないます。
お風呂上がりなど、からだが温まっている時に行うとより効果的になります。
【方法】
(1)背骨の両脇に手を当てて、手のひらで下から上にマッサージします。
(2)下から上に中心から外側に向かってマッサージします。
(3)痛みのある所を親指や手のひらでやや強めにマッサージします。
「肝経(かんけい)」・「腎経(じんけい)」・「脾経(ひけい)」と言う3つの経絡(けいらく:リンパの通り道)が内ももにはあります。
そこを温め、リンパの流れをよくしていくと、
子宮がやわらかくなり、赤ちゃんの居心地がよくなります。
【方法】
手のひら、もしくは拳で内ももを押しながら滑らせ往復してマッサージしていきます。
ジグザグにマッサージするのもありです。
オイルを付けて行うとマッサージしやすくなります。
妊娠すると血流が悪くなり、ふくらはぎのむくみが気になります。
むくみの解消にはふくらはぎを念入りにマッサージする他ありません。
マッサージを始める前に、ひざの裏を揉みほぐしておくと、リンパの流れが良くなります。
ふくらはぎの内側には、女性のツボ、冷えのツボと呼ばれる「三陰交(さんいんこう)」と呼ばれるツボがあります。
三陰交は夏の場合にも冷やさないようにソックスなどでカバーしておきましょう。
三陰交は内側のくるぶしから指4本分上にあるツボです。
【方法】
足首から膝へ向かい、リンパを上へ流すようにマッサージします。
マッサージ用オイルを使用するとよりスムーズです。
マッサージの前に膝の裏をツボ押ししてほぐしましょう。
足の裏のマッサージを行うと、
全身の血流が良くなり、ポカポカと温かくなっていきます。
立ち仕事が多い人やウォーキング後に足がダルくなる人は行うと良いでしょう。
【方法】
座りながら、足の裏のツボを押してもらいます。
または、四つん這いの状態で気持ちの良い範囲で踏んでもらいましょう。
妊娠初期にマッサージを受けない方が良い理由は、子宮も、お腹の赤ちゃんも安定していないからです。
からだには沢山のツボがあり、その中にはお腹に刺激を与えてしまうツボもあるのです。
その為、マッサージは妊娠16週目の安定期に入ってから受けるようにしましょう。
注意点を具体的に挙げると、
マッサージによって全身の血液やリンパの流れが良くなる事で妊娠初期にマイナスの影響を与えられてしまう事があります。
他には便秘を解消しようと、腸の働きを良くするツボを刺激し、腸のそばにある子宮に悪影響を及ぼしてしまう事もあります。
このように妊婦中のマッサージが思わぬ影響を与える事もあるのでマッサージは安定期に入ってから行うようにしましょう。
妊婦中のマッサージはむくみの解消とリフレッシュがメインとなります。
むくみを解消するだけなら食事でも可能です。
むくみの原因は「ナトリウム(塩分)」です。
カリウムを多く含んだ食べ物を食べることによりむくみの解消につながります。
中にはビタミンAが多く含まれている食べ物があります。
妊娠中にビタミンAを過剰摂取してしまうと、胎児に悪影響を及ぼす恐れがあるので避けるようにしましょう。
ビタミンAでも「植物性」のビタミンAは摂取しても大丈夫で、危険なのは「動物性」のビタミンAとも言われています。
気になる方は産婦人科の主治医に相談してみると良いでしょう。
・リンゴ ・バナナ ・大豆食品 ・イモ類
・色の濃い野菜 |
妊娠中には運動もある程度はしておくと良いでしょう。
運動する事により、出産に使う筋肉や、体力が付き安産への道につながります。
お腹が張っていたり、疲れている時以外は積極的に行うようにしましょう。
ただし、運動やストレッチなど体を動かすのは安定期(妊娠16週目以降)に入ってからにしましょう。
マタニティヨガは筋肉が付いたり体を柔らかくしてくれるのでオススメです。
ウォーキングは手軽に出来て体重管理が行えます。
筋力トレーニングも積極的に行うようにしましょう。
上記の運動はむくみ解消にも繋がります。
運動以外では、足湯につかったり、むくみ解消ソックスなどもオススメです。
東洋医学では、
出産予定日を過ぎても中々陣痛がなかったりした場合には「子宮」や「膀胱」「腸」などを刺激して出産を促す方法があります。
胎児に異常もないのに出産の兆候がない場合には、これらを取り入れる病院もあるようです。
指圧マッサージで出産を促すなんて信じられないようですが、効果があるのです。
具体的には、
「太衝」・・・足の甲にあるツボの事で、親指と人差し指の骨がつながっている場所で、くぼみんでいる所が太衝です。
両足の甲にあるので、順番に押して刺激しましょう。
「三陰交」・・・三陰交は足の内側にあるツボです。
内側のくるぶしから自分の指の横幅4本分上にあります。測定してみましょう。
場所はすねの骨より少し内側にあります。
ここを3~5秒親指で押し、刺激します。