失敗しない為の、出産方法の計画の立て方をみてみましょう。
病院や施設を選ぶ際の基準にして見てください。
里帰り出産での出産方法の選び方も解説しています。
出産計画=バースプランとは、どのようなお産にしたいか自分で決める事です。
産科によって、設備や方針などは様々です。
選ぶ前に自分が希望する出産スタイルが出来るかどうか調べておきましょう。
妊娠が確定したら、妊婦健診に通い、お産をする病院を決めなければいけません。
その時に大切な事は、
「どんな出産にしたいか」を考える事です。
産後に「良いお産だった」と思えるようにしましょう。
人生で出産を経験するのは数回でしょう。
少ない出産だからこそ、こだわりたいものです。
例えば、
・旦那に立ち会ってもらいたい
・自由な姿勢で産みたい
などの希望や、それ以外にも
・痛くない分娩(無痛分娩)がいい
・陣痛室や分娩室での過ごし方
・入院中の事
・入院施設での食事
などこだわるポイントは沢山あります。
自分の希望をはっきりと明確にしてから分娩施設を選ぶことが大切です。
最後に優先順位をつけて整理をし、旦那や家族と話し合って決めましょう。
それではまず、
出産計画を考える前にどのような事に注意しなければいけないのかみていきましょう。
出産するスタイルの事を決めましょう。
最低でも下記の3種類については早めに決めておくとよいでしょう。
・夫に立ち会ってもらいたい ・夫には出産姿は見られたくない |
・分娩台に仰向けになる姿勢での出産がいい ・自分の好きな姿勢で産みたい |
・陣痛の痛みを感じて産みたい ・痛くない出産(無痛分娩)がいい |
中には、立ち会い出産が出来ない病院もあります。
また、通常の仰向けの姿勢でしか出産出来ない施設もありますし、
無痛分娩に対応していない施設もあります。
その点に注意して、自分の希望するスタイルに対応してくれる出産施設を選ぶと良いでしょう。
陣痛室は、辛い陣痛を乗り切る為の部屋です。
この陣痛室で「産まれる」直前まで過ごす事になります。
※産まれになったら分娩室へ移動します。
下記のような希望がある場合は、施設に対応可能か問い合わせしておくとよいでしょう。
・好きなCDを聴いていたい ・足湯や入浴をしたい ・呼吸法で陣痛を逃したい ・イメージトレーニングを活用したい |
陣痛室で音楽を聴いてリラックスする事はとても効率的です。
好きな曲を聴くことで緊張感も解けるので希望があれば施設にあらかじめ伝えておきましょう。
中には足湯や入浴まで対応してくれるところもあります。
陣痛を乗り切る方法としてラマーズ法があります。
妊娠を意識した事がある方は一度は聞いた事があるかもしれませんが、
「ヒッ、ヒッ、フー」とリズムよく呼吸するあの方法です。
また、出産に対する恐怖を克服する方法としてソフロロジーと言うものもあります。
ラマーズ法やソフロロジー式分娩に興味がある方は、その指導のある産科を選ぶと良いでしょう。
今ではかなり一般的になった立ち会い出産ですが、
施設によっては「立ち会い出産が出来ない」所もあります。
陣痛が中々進まない時の陣痛促進剤の使用、
赤ちゃんが中々出てこない時の会陰切開などどのようにするのかも決めておくと良いでしょう。
病院以外の施設で出産をする時は、
緊張帝王切開などが出来ない場合もある事を覚えておきましょう。
例)
・診療所
・助産院
・自宅出産
出産入院中は過ごし方の希望や食事の希望などがあるはずです。
また、入院中の赤ちゃんとの接し方についても希望はあるでしょう。
赤ちゃんを母乳で育てるか、分娩室で生まれてすぐに初乳を飲ませたいか、
このような希望については、産科によっては考え方が異なります。
入院中の育児の指導方針や、
触れ合う機会なども異なるので出産する病院の事はよく調べておきましょう。
具体的には下記のような希望が通るかどうか確認しましょう。
・赤ちゃんをすぐに抱っこして母乳を与えたい ・入院中は赤ちゃんと同室で過ごしたい ・入院中、夜間はぐっすり寝たい ・母乳だけで育てたい |
ママは産後1ヶ月間は、赤ちゃんの事で大忙しになります。
赤ちゃんの事と自分の事で手がいっぱいになるでしょう。
赤ちゃんの事と自分の事以外はあまり出来なくなるのでその間に誰にサポートして貰うかを決めましょう。
里帰り出産をすれば自分の親に手伝って貰う事も出来ますし、
旦那と二人だけで協力する事だって一つの手です。
また、どんなサポートを受けられるかによって、
自宅に近い産科で産むか、里帰りするかを決めても良いでしょう。
下記のような事を旦那と話合ってみてはいかがでしょうか。
・里帰り出産をして両親に手伝ってもらいたい ・自宅に自分の両親に来てもらいたい ・パートナーと2人だけで頑張りたい ・公的サービスをどんどん使いたい |
里帰り出産をする前には、両親に相談をしてみましょう。
孫を楽しみにしない人はそうはいないと思いますが、
念の為両親に手伝ってくれるかの確認をしておきます。
また、
旦那の両親の近くに住んでいる妊婦は、旦那と旦那の両親の理解を得なくてはいけません。
さらには、
実家の近くの病院や分娩施設が自分の合った出産スタイルが可能かどうかを調べておく必要があります。
実家に住んでいる友人や、母、姉妹などに口コミを聞きましょう。
地元で出産経験がある人の情報は確かです。
ネットでどのような施設があるのか事前に調べておくと情報の幅も広がります。 |
先程解説した事を参考に出産計画を立ててみて下さい。
それをもとに、実際に出産をする里帰り先の病院や分娩施設が対応してくれるか確認しましょう。
里帰りするまで相談が出来ない場合は、病院やメールで問い合わせしておくとよいでしょう。 |
里帰り出産を決めたら、
健診に通う病院に里帰り出産する旨を早めに伝え、
紹介状を書いて貰います。
一般的に里帰り出産は妊娠9ヶ月までにすると安心です。 |
出産計画の立て方を解説して来ましたが、
結局どこで赤ちゃんを産むかは、自分の希望に合うか合わないかが決め手となります。
産科の設備や方針はそれぞれ異なります。
その施設が、自分の考えに合うかどうかは施設に確認するしかありません。
出産先でいくつか施設をピックアップしたら
1つずつ見学に行くか、電話などで相談してみると良いでしょう。
病院や施設の対応もとても気になりますので、決定させる前には見学に行くことをオススメします。
人気のある出産施設や産婦人科が少ない地域はすぐに満床になる事がありますので、
「ここで産みたい!」と思った施設があったら即決する覚悟で臨みましょう。
「経過が順調だったので助産院で産みました。
病院にはないスタッフの温かみを感じられたと思います。
ただし、助産院は医療機器がないので、
産むのにはある程度の条件と覚悟が必要です。」 |
「初産で、出産方法の希望はよく分かりませんでした。
ただ、痛いのだけは怖かったので無痛分娩を選びました。
他のママの話を聞くと、出産は痛みも感動すると言うので
2人目は、陣痛の痛みも感じてみたいと思ってます。」 |