出産時に大切なのは、陣痛との付き合い方です。
ここでは陣痛を乗り切るコツと方法を解説しています。
出産に備えて是非理解しておいて下さい。
お産が進むに連れて陣痛は強まり、継続時間も長くなります。
いよいよゴール間近です。
ポイントは呼吸法です。
息をゆっくり吐くようにしましょう。
血行をよくする事も大切で、陣痛を楽にしてくれます。
身体を温めたり、マッサージをしてみましょう。
最もリラックスできるのは、
安心できる、家族やパートナーと一緒にお話している時ではないでしょうか。
話をすると、
息を吐く事に繋がるので、体をゆるめる上でも効果的です。
アロマの香りを嗅いだり、好きな曲を聞いたり歌ったりする事もリラックス効果がある事が証明されています。
陣痛の途中で子宮収縮が弱まり、
子宮口が中々開かない状態になる微弱陣痛という症状もある事を理解しておきましょう。
陣痛促進剤が必要になる事もあり、
陣痛を再び強くするには、エネルギーの補給が必要です。
身体を休ませ、体力の回復が必要になります。
妊娠中に少しでも体力をつけておく為にも、
立ったり、椅子に座ったり、しゃがんだり、歩いたりできるだけ動くようにしましょう。
陣痛が進むに連れて、
いきみたくなりますが、
「いきんで良い」と指示があるまではいきんではいけません。
子宮口が十分に開いていない7~8cm開大の段階でいきんでも、
赤ちゃんは外に出れず、
会陰や産道が切れたりさけたりしてしまいます。
陣痛で一番つらいのは、この「いきみ逃し」の時間でもあります。
「出産時に、
いきみたくても、先生から
「まだいきんではダメ!」と指示されて
いきみたくてもいきめないのが一番辛かったです。
四つん這いになり、背中を少し反らせると少し楽になりましたので、
これから出産を控えている方は是非覚えておいて下さい。
オススメの体勢です。」 |
陣痛を楽に乗り切る為の方法の手順を解説しています。
参考にしてみて下さい。
陣痛を乗り切る基本は呼吸法です。
身体が緊張していると、痛みを強く感じるので、息を吐く事に集中しましょう。
息を吐くと、身体がリラックスするため、子宮口が開きやすくなります。
背筋を伸ばし、肺の中の空気をすべて吐き出すようにします。
長くゆっくり「ふ~」と声を出して行います。 お腹に力を入れると筋肉が緊張してしまうので注意して下さい。 |
自分が一番気持ちの良い姿勢を見つけましょう。
ただし、
ずっと同じ姿勢のままいると、血流が悪くなります。
時々姿勢を変えるようにしましょう。
横向きに寝て、
膝を軽く曲げ、膝の間にクッションを挟みます。
身体の力を抜きやすい姿勢が大切です。 |
両ひざを開いて床につき、
クッションなどに覆いかぶさります。
この姿勢は赤ちゃんがゆっくりと産道を通って
ゆっくり降りて来る効果があります。 |
パパや家族に、凝っている部分や気になる部分のツボ押しをしてもらいましょう。
優しくされるよりは、力を入れて押してもらう方が楽になれる場合があります。
背中から腰、腰から背中へ、
手の平を横に滑らせるようにしながら押してもらいましょう。 |
痛みで身体が緊張すると、
力が入る為、リラックスする事が出来ません。
身体のこわばりをほぐすようにマッサージをしてもらいましょう。 |
出産を少しでも楽にする方法を解説していきます。
「いきみ」を楽にする事により出産が大分楽になります。
助産師やパパにげんこつや、手の平の下の方を使って、
強く押してもらいましょう。
介助者がいない時は、ボール(野球やテニス)の上に座って刺激しましょう。
いきみを逃すには、呼吸法が大切です。
呼吸法は、
「フ~・ウン」と覚えておきましょう。
「フ~」で息を吐きます。
「ウン」でお腹に軽く力を入れます。
これで出産時の「いきみ」を逃す事が出来ます。
以上が出産を少しでも楽に迎える方法です。
是非、出産直前にも再度読んで参考にして下さい。