妊娠2ヶ月目の赤ちゃんの状態を解説します。
月経(生理)の遅れでちょうど妊娠気付く頃です。
体調の変化など、妊娠のサインも現れます。
妊娠5週目の頃は
超音波検査を行うと胎嚢(あかちゃんを包むもの)が子宮の中に見えます。
胎児は形が少しずつ出来ていき、脳の形成も始まります。
しかし、まだ小さいのでエコー検査では見えません。
妊娠7週目になると、
胎嚢の中に胎児が見えるようになります。
足元には卵黄膜があり、頭殿長はおよそ12mm程度になっています。
また、心拍も見られるようになります。
胎児の心拍は大人よりも早く脈打ちます。
赤ちゃんの体で一番初めにつくられるのはどこでしょうか。
頭や手、足、などがはじめに作られそうですが、
一番はじめに出来るのは「脳」です。
赤ちゃんは受精卵から猛スピードで成長して行きます。
中でも、体の各部分を動かす脳はとても大切な器官です。
脳は受精後18日から作られ始めます。
小さい生命でもしっかりと脳が司令を出して体を成長させていきます。
受精後30日で脳のおおまかな形は出来上がります。
妊娠2ヶ月目のママは、
生理の遅れから妊娠に気付きはじめます。
ホルモンのバランスも崩れるので、以下のような症状が現れます。
・生理が遅れる ・つわりの症状が現れる ・イライラする ・眠い ・ダルい ・月経(生理)の始まりのような出血もある事も |
妊娠2ヶ月目は、
「生理が1週間~10日遅れている!もしかして!」と妊娠に気付く時期です。
もし、妊娠している可能性がある場合は、市販の妊娠検査薬をまずは使用しましょう。
妊娠によっては、
・においに敏感になる
・食欲がなくなる
・逆に食べないとムカムカする
など「つわり」の症状が始まります。
高温期も続き、
体が熱っぽくなり、風邪を引いたと勘違いする事もあります。
また、
ホルモンバランスが崩れるので、
・眠い
・ダルい
・イライラする
・情緒不安定になる
・乳房が張る
・便秘になる
などの症状も出ます。
頻尿にもなりますが、これは子宮が大きくなるからです。
妊娠2ヶ月目でややこしいのは、
月経(生理)のような出血が見られることです。
これは「着床出血」といって、月経予定日頃に出血が見られる症状です。
受精卵が、子宮に着床する時に起こります。
普段月経(生理)の時に、
体がダルくなったり、熱っぽくなったり、イライラする人は妊娠特有の症状だと気付きにくく、月経と勘違いしてしまいます。
この時期は、赤ちゃんの脳や神経、内蔵などの大事な器官が作られて行きます。
薬・アルコール・タバコには注意が必要です。
胎盤も完成しておらず、切迫流産の可能性もあります。
その場合は絶対安静にしなければなりません。
いつもの月経(生理)時と異なって出血がある場合は、産婦人科を受診しましょう。
働いている妊婦は具合が悪くなったら仕事を休む必要が出てくる事もあります。
職場の人に早めに伝えましょう。
妊娠7週目になると、
頭と銅の区別がはっきりし、目や耳、口も現れます。
・頭殿長:約12mm
・体重:約4g
・重さ:さくらんぼ1個程度
卵黄嚢(らんおうのう)という、
袋から栄養を貰って育ちます。
体はまだ2頭身と非常に小さいです。 |