赤ちゃんの名前の付け方

(赤ちゃんの名前の付け方、画数など)
(赤ちゃんの名前の付け方、画数など)

赤ちゃんの名前の付け方を解説していきます。

 

姓名判断がある通り、名前はその子の一生を左右する物となります。

 

一生付いて回る名前だからこそ、良い名前を付けてあげたい物です。

 

ここでは赤ちゃんにとって最高の名前の付け方を詳しく解説していきます。

 

是非名付けの参考にしてみて下さい。


将来赤ちゃんの負担にならないような名前を付けよう

(赤ちゃんの名前に付けにもルールがある)
(赤ちゃんの名前に付けにもルールがある)

「名前」はパパママが赤ちゃんに一番はじめに与えるプレゼントです。

 

出生届け提出の直前で慌てないように、余裕を持って考えておきましょう。

 

出生届けを提出する事により、赤ちゃんに名前が付けられた事になります。

 

出生届けなどの点については後ほど詳しく解説します。

 

名前は赤ちゃんが一生付き合っていく、とても大切な物で、赤ちゃんの名前を夫婦で一緒に考えている時間はとても楽しいものです。

 

しかし、考えすぎてあまりにも難しい名前だったり、変わった名前にしてしまうと将来赤ちゃんが苦労してしまう事があります。

 

下記の点などを踏まえて様々な角度からその名前を見てみると良いでしょう。

・名付けに使える漢字かどうか

 

・その漢字にはどのような意味が含まれるのか

 

・読める字か

 

・名前の響きはどうか

 

・姓とのバランスはどうか

これらを踏まえて赤ちゃんが幸せになれるような名前を付けていきましょう。

これだけは守ろう!赤ちゃんの名付けルール

(赤ちゃんの名前には4つのルールがある)
(赤ちゃんの名前には4つのルールがある)

【ルール1】使える漢字は限られている

名付けに使える字は限られています。

 

・ひらがな

例)たろう

 

・カタカナ

例)ハナコ

 

・常用漢字

例)太郎

 

・人名漢字

例)乃々花

 

・人名に使える旧字体

例)淸二(清二)

 

上記以外の認められていない漢字を使った名前では出生届けを受け付けてもらえません。

 

使える漢字かどうかを、必ず確認しましょう。

 

▼人名漢字とは?

戸籍に子供の名前として記載できる漢字の内、常用漢字に含まれない字を言います。

 

例)丑 丞 乃 之 乎 也 云 亘‐亙 些 亦

 

▼人名に使える旧字体とは?

当用漢字で採用された新しい字体の事を旧字体と言います。

新字体に対し、それ以前に慣用されていた字体の事を指します。

 

例)亜→亞 海→海 栄→榮

【ルール2】アルファベット等外国の文字、算用数字、記号は×

名付けには以下の文字は使えません。

 

・外国の文字

例)KENTO(けんと)

 

・算用数字

例)73(なみ)

 

・ローマ数字

例)ⅡⅢ(ふみ)

 

・記号

例)☆乃(ほしの) ♪(おんぷ)

 

 ただし、長音記号「ー」や繰り返し記号「々」「ゞ」は使うことが出来ます。

 

しかし、姓の最後の一文字を繰り返して、名前の一文字目には使えないなどの条件があります。

 

OK)あーや

NG)鈴木 々美男(すずき きみお)

【ルール3】読み方・長さは自由だけど常識ある名前に

漢字の読ませ方も、長さも自由です。

 

特に制限はありません。

 

しかし、他人が読めなかったり名前が長すぎると将来赤ちゃん本人が面倒な思いをする事になります。

 

愛を持ち、赤ちゃんの幸せを込めた名前を付けてあげましょう。

【ルール4】改名は基本は出来ないと思って付けよう

出生届けを出し、一度戸籍に記載されてしまうと、余程の事情がない限り改名は出来ません。

 

出生届けを出す前に慎重に検討しましょう。

赤ちゃんの名前の付け方1、

発想を広げ、候補を挙げよう

(名前の付け方のコツとは?)
(名前の付け方のコツとは?)

赤ちゃんの名前は好きに付けて良いのですが、それを決めるのが意外と難しいものです。

 

ここからは名前の付け方のコツを解説していきますので参考にしてみて下さい。

 

・使いたい字

・響き

・イメージ

 

など何か一つでもあればそこから発想を広げる事が出来ます。

【1】使いたい字を見つけよう

まずは1文字でも子供に付けたい漢字や、文字を決めましょう。

 

例えば、

・両親の名前から1文字

・生まれた季節や花、またはイメージから1文字

・座右の銘からとる 

この事を参考にしてみて下さい。

 

ヒントになるかもしれません。

【2】響き

付けたい名前や呼びたいアダ名を先に考えるのも1つの手です。

 

例えば、

「ゆうちゃんと呼びたい」

・「“あん”などの2文字がいい」

など好きな響きから名前を考えるのもありです。

 

漢字にするのか、ひらがなにするのか、カタカナにするのかはその後に考えます。

 

まずは声に出して読んでみるとよいでしょう。

【3】イメージ

赤ちゃんが生まれてくる季節のイメージや、夫婦にゆかりのある物から名前をとったり、好きな物のイメージから名前を決めるのも良いでしょう。

 

例えば、

・8月生まれ→海、温、夏

・空が好き

・思い出の地から文字をとる

このように一文字でも使う漢字が決まるとあとはその文字に合わせるだけです。

 

夏に生まれたのなら、「海」や「温」がつく名前に。

 

空が好きなら「空(そら)」と言う名前もよいでしょう。

 

または空と反対の「大地(だいち)」と言う名前にしても良いかもしれません。

 

好きな漢字や季節があればそれに関連したワードを探して名前に付けるのも手です。

姓と名のバランスは大切に

(フルネームのバランスはとても大切)
(フルネームのバランスはとても大切)

赤ちゃんの名前を決めるにあたって、姓と名のバランスが合っているかは大切なチェックポイントです。

 

名前の候補が挙がったら声に出して読んでみましょう。

 

また、フルネームを書いてみて、バランスを見てみましょう。

 

以下は苗字と名のバランスについて解説しています。

【1】姓が難しい場合

姓の画数が多い場合は名は簡単な文字の方が良いでしょう。

 

フルネームを書くのが大変です。

 

また、珍しい名字や、読めない苗字の場合もあまり凝った名にしてしまうと、姓も名も読めなくて本人がいちいち説明する手間となります。

 

難しい姓の場合はなるべくシンプルな名、漢字にする事が基本です。

【2】日本で多い姓の場合

日本に多い姓の、「鈴木」「佐藤」「田中」などの場合は人気がある名前を付けてしまうと、同姓同名の人と被る機会が多くなります。

 

これは別に嫌な事ではありませんが、子供本人がどう思うかです。

 

その事も念頭に置いておくと良いでしょう。

【3】姓と名の文字数のバランス

姓が「林」「森」「藤」「栄」など1文字の場合は、2文字や3文字の名前にするとバランスがとれます。

 

逆に姓が「長谷川」「竹之内」「小比類巻」など3文字以上の場合は、姓を1文字や2文字にするとバランスが崩れる事はありません。

【4】文字の見た目を確認しよう

名前の候補が幾つか決まったら、フルネームを縦書き、横書きにして書いてみましょう。

 

姓と名に同じ「つくり」や「へん」があると名前が左右に割れている印象を与えます。

 

姓名の見た目も重視する事が大切です。


キラキラネーム、DQNネーム


最近は、キラキラネーム、DQNネームと呼ばれる名前が話題になっています。

 

普通では読めない漢字を当て字にし、読ませる名前の付け方や、

 

漫画のキャラクター名を自分の子供につけたり、外人のような名前を無理矢理漢字で付け、読ませる方法等があるようです。

 

キラキラネームやDQNネームと呼ばれる名前を見てみましょう。

 

一時期は「キラキラネーム」「DQNネーム」と呼ばれ批判の対象になってましたが、最近ではそこまで話題になる事はなくなって来ました。

 

時代と共にこれらの名前も当たり前になって来ているのかもしれません。

・実在するキラキラネーム一覧

唯一神:ゆいか

「ゆいつしん」と書き“ゆいか”と呼ばせます。女性の名前ですが、唯一神は宗教における神様の事です。

 

詩羽楊:じばにゃん

妖怪ウォッチにでてくる地縛霊のキャラクターで、人気があります。

 

光宙:ぴかちゅう

ポケモンの人気キャラクターで、この名前を皮切りにキラキラネームが広まりました。

 

月姫:らめ

ネイルやチークなど光る「ラメ」を意識して付けられます。

 

宇宙:あーす

宇宙と書いて「あーす」と読ませます。確実に読めないでしょう。

 

騎士:ないと

よく見かけるようになって来た名前です。騎士を英語読みさせてます。

 

偉人:ぐれいと

偉人を英語に訳すと「great men」となります。そこからとっています。


名前の届け出はどうするの?


(どこに赤ちゃんの名前の届け出をするの?)
(どこに赤ちゃんの名前の届け出をするの?)

赤ちゃんの名前が決まったら次に、「その名前を赤ちゃんに付けました」と言う届け出をしましょう。

 

人間はペットではありません、

 

ただ名前を呼ぶだけでは赤ちゃんに名前が決まった事にはならないのです。

 

赤ちゃんの名前は、出生日を含め、14日以内に役所に提出します。

 

これにより初めてその子に名前が付いた事になります。

 

14日目が役所の休日の時には、その次の開庁日までに提出します。

 

もし、14日目がGWや年末年始などの連休だった場合は、

 

連休明けの最初の日が提出期限になります。

 

出生届は24時間受け付けてくれますので、期間内であれば、夜中でも早朝でも宿直の担当に提出出来ます。

 

出生届の目的は「赤ちゃんが出生した」事を報告する事で、

 

名前を付けた証明が目的ではないので、万が一14日以内に出生届けを提出し忘れても受付はしてくれます。

 

しかし、14日よりも時間がかなり過ぎてから提出すると、「期間経過通知」と言う書類を書き、出生届け提出の遅延理由を簡易裁判所で審査される事になります。

 

場合によっては、過料と呼ばれるお金を請求される事もあります。

 

刑事罰の「科料」とは異なり、前科にはなりませんが、

 

手間も掛かる上に、お金もかかり、社会的信用に影響するので名前が決まったら早めに提出するようにしましょう。 

・出生届け提出時に名前が決まらない場合はどうする?

出生届けを14日以内に提出はしたものの、

 

赤ちゃんの名前が決まらずに、名前の欄を空白で提出したらどうなるのでしょうか。

 

実は、出生届けの名前は空欄でも提出する事が出来ます。

 

その後名前が決まり、名前の欄を埋めに行く事も可能で、これを「追完(ついかん)手続き」と言います。

 

追完手続きは、書類としては名前の欄が書いていないので「不備」ですが、

 

「期限内に出生届を出す」と言う目的を果たしているので、過料はま逃れる事が出来ます。

 

名前がどうしても14日以内に決まらない場合には奥の手として、追完手続きを使う方もいますが、戸籍にそのいきさつを記入され、名前の欄に「未定」と書かれる事がありますので安易に使用しないようにしましょう。

・出生届けの3つの提出場所

出生届けは基本的には、住民票がある、市区町村の役場に提出します。

 

しかし中には里帰り出産などをしており、出生届けが住まいの役場で提出出来ない事もあるかと思います。

 

そのような時の為に、出生届けは住民票のある役所以外にも提出できます。

 

具体的には以下の3つの場所で受け付けてくれるので覚えておきましょう。

【1】パパママの戸籍があるところ(親の本籍地)

【2】パパママの所在地(親の居住地、一時滞在地)

【3】赤ちゃんの生まれたところ(子の出生地)

赤ちゃんの出生届けは手違いなどがあると困るので、出来れば親の本籍地や居住地で提出したい物です。

 

里帰り出産に対応する為に、生まれた所でも提出できます。

 

中には、海外で生まれる子どももいるはずです。

 

そのような時は、日本大使館に提出する事になります。

・出生届けは誰が提出する?

出生届けはパパ・ママのどちらかが提出します。

 

中には出産前に離婚してしまう夫婦がいます。

 

その時は、ママが提出しなくてはいけません。

 

非嫡出子の場合もママが提出する事になります。

 

※非嫡出子とは、法律上の婚姻関係にある男女の間に生まれた子どもの事です。

 

パパ、ママ両方が何らかの理由で提出出来ない場合は、

 

同居人、または出産に立ち会った医師、助産婦が提出する事になります。 

出生届け用紙はどこで手に入れる?

出生届け用紙の入手方法は産院で用意してくれているのでそれを貰うと良いでしょう。

 

または市区町村役場の戸籍の窓口でも貰えます。

 

出生届けは全国共通の様式ですが、

 

○○区、や△△市と、市町村の名前が印刷されている場合が多く、

 

その用紙は基本はその市町村へしか提出できませんので気を付けましょう。