健康保険/厚生年金/雇用保険/労災保険と出産

(国民健康保険?社会保険?専業主婦?)
(国民健康保険?社会保険?専業主婦?)

出産育児一時金や妊婦健診の申請に必要な保険を確認しておき、

 

自分は何の社会保険に入っているのかあらかじめ調べておきましょう。

 

専業主婦、正社員、アルバイト、契約社員、フリーター、無職、生活保護受給者の方などについても解説しています。


自分が加入している保険を確認しよう

(日本は皆なんらかの保険に加入済み)
(日本は皆なんらかの保険に加入済み)

日本には国民健康保険法と言うものがあり

 

それにより、国民皆保険制度です。

 

「自分はアルバイト」「自分はフリーター」「自分は生活保護受給者」なので未加入だと思っている方もいるかもしれませんが

 

全ての国民が何らかの社会保険に加入する義務があります。

妊娠や出産で貰えるお金や便利な支援制度は「正社員」「パート」などの雇用形態には関係なく

 

本人が加入している健康保険の種類によって異なります。

 

出産育児一時金や、妊婦健診で受けられる支援などは全て健康保険により支払われます。

 

専業主婦の方でもパパが加入している健康保険の種類によって異なってくるので自分がどの種類の保険に加入しているか事前にしっかりと確認しておきましょう。

 


社会保険の加入状況


(サラリーマンのパパは健康保険、自営業者は国民健康保険?)
(サラリーマンのパパは健康保険、自営業者は国民健康保険?)

▼正社員(正規雇用)

※公務員の場合は、短期給付、長期給付など差が多少ありますがこれに準じた制度になります。

 

健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険

 

▼契約社員、パート、アルバイト等の非正規雇用で会社の保険加入者

健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険

 

▼パート、アルバイト等の会社の保険未加入者

国民健康保険、国民年金

 

▼自営業者、フリーランス

国民健康保険、国民年金

 

▼主婦でパパ(会社の健康保険加入者)の扶養に入っている

健康保険、国民年金

 

▼専業主婦でパパ(自営業者、フリーランスで仕事)の収入で生活している

国民健康保険、国民年金


保険に加入している人といない人の違い

(パートやアルバイト)


(フリーターなど保険に未加入の人は多いのはなぜ?)
(フリーターなど保険に未加入の人は多いのはなぜ?)

健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険などは一定の要件を満たしていると正社員以外でも雇用側に加入義務が生じて来ます。

 

労災保険は原則として、

雇用形態や労働日数、労働時間に関係なく適用されます。

 

【健康保険・厚生年金】

加入要件

 

1) 1日または1週間の労働時間が正社員の概ね3/4以上

 

2) 1ヶ月の労働日数が正社員の概ね3/4以上 

 

【雇用保険】

加入要件

 

1週間の所定労働時間が20時間以上、且つ

 

31日以上引き続いて雇用される事が見込まれる事